2010年12月15日水曜日

VRI、「Interactive Tracker」に新たに広告効果深掘り機能を追加

インターネット利用状況調査会社のビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は2010年4月19日、インターネット広告の効果測定と Web サイトの全数トラッキング測定を一元的管理する ASP サービス「Interactive Tracker」に、広告効果をさらに深掘りできる機能を追加、販売を開始した。

追加されたのは、検索キーワード分析、フリークエンシー効果分析、アシスト効果分析、広告重複レポート、入口経路分析の、5つの新機能。

検索キーワード分析は、検索結果から Web サイトを訪問、あるいは資料を請求したり購買したユーザーについて、インターネット広告接触(または広告クリック)を基点とした前後で、検索キーワードがどのように変化したのかを把握できる分析メニュー。

例えば、広告接触(または広告クリック)以前はキーワードの中心が“企業名”だったのが、以降は“広告で訴求しているブランド名やメッセージ”にシフトしていることが検証されるなど、広告効果の実証、および早急な SEO 対策などの活用シーンが想定されるそうだ。

フリークエンシー効果分析は、ユーザーがインターネット広告をクリックするに至るまでの、広告接触回数分布が把握できる分析メニュー。

次期キャンペーンプランニングの際に、効果的なフリークエンシー設定の目安として活用、また、資料請求などコンバージョンユーザーに絞った分析もできる。

アシスト効果分析は、ゴールページ(コンバージョンなど)に至ったユーザーについて、直前にクリック(または接触)した広告の効果のみを計測するだけではなく、それ以前に接触(クリック)した広告に関しても、アシスト的な効果として分析できるメニュー。

例えば、検索結果から Web サイトを訪問してコンバージョンに至ったユーザーが、キャンペーン期間内に広告に接触していた場合、その広告もサイト誘引?コンバージョンのきっかけになった、という評価もできるようになる。

広告重複レポートは、インターネット広告に接触(または広告クリック)したユーザーの、出稿媒体間の重複接触や重複クリック状況が確認できるメニュー。コンバージョンユーザーに絞った分析もできるため、有効的な媒体選定に活用できる。

入口経路分析は、最初に訪問した Web サイトのページを基点として、ユーザーが閲覧したページの導線を把握できるメニュー。

広告メニューと紐づけることもできるので、広告のランディグとなったキャンペーンページから本サイト、ゴールページへの展開も確認できる。また、導線が確立しているかどうかの、ユーザビリティも検証できる。

【関連キーワード】
Interactive Tracker
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引用元:SEOブロゴ | 広島市